しっかり保湿しているのに、なかなか改善されない…そんな悩みをお持ちの方いらっしゃいませんか?時間をかけて保湿しているのに、乾燥が治らないのであれば、それは『成分選び』が原因かもしれません。
この記事では、乾燥肌の化粧水選びのヒントになる、おすすめ保湿成分を分かりやすく解説していきます。
乾燥肌におすすめな保湿成分5選
セラミド
肌の角質に存在し、水分を抱え込みながらバリア機能を保つ最も重要な成分です。乾燥肌・敏感肌の人は、まずセラミドを優先すべき。中でも、ヒト型セラミド(NG、NP、APなど)が肌馴染みがよく、保湿力が高いとされています。
ヒアルロン酸
水分を吸着・保持する力が高く、みずみずしい質感の肌に導く成分です。特に、肌表面のうるおい感を出したい時に最適です。ただし、ヒアルロン酸は蒸発しやすいため少量の使用でOKです。「セラミド」と組み合わせるとより効果的です。
コラーゲン
肌の真皮に多く存在するタンパク質で、ハリや弾力を保つ働きがあります。スキンケアでの保湿効果は「保水膜」によるものが中心。エイジングケアを意識する人は取り入れたい成分です。
プラセンタ
アミノ酸や成長因子を含み、肌の生まれ変わりをサポートします。水分保持力はセラミドの方が高めですが、くすみ・ハリ不足に効果が期待できます。肌の代謝を高めるので、アンチエイジングに効果が期待できます。
グリセリン
水分を引き寄せて角質層を潤す効果があり、シンプルながら保湿力が高く、刺激が少ないのが特徴。乾燥肌のベース保湿として信頼性があり、他の成分との相性も良い万能成分です。価格が安いのでほとんどの化粧水に入っていると言われています。
保湿効果が高いのがグリセリンとセラミド。
グリセリン:水分を引き寄せる
セラミド:水分を閉じ込める
役割が違うので、併用するのが理想的。
保湿成分を効果的に取り入れるスキンケアステップの基本
乾燥肌を改善するためには、必要な成分をどう使うかが大切です。せっかく保湿成分を選んでも、使う順番やタイミングを間違えると、潤いを閉じ込められません。
【ステップ①】化粧水(セラミド・グリセリンなど)
まず、化粧水は塗るタイミングが大事です。洗顔後や入浴後すぐに塗布するクセをつけましょう。
成分に悩んだら、 ①グリセリンを含む化粧水を導入で使用(水分を引き寄せる) ②セラミドを含む化粧水で水分を補う(水分を閉じ込める) この使い方で理想的な肌を目指しましょう。

【ステップ②】美容液(ヒアルロン酸・コラーゲンなど)
水分を入れた後は、栄養分の補給です。保湿成分だけではなく、エイジングを気にされている方は、ハリや弾力を意識した栄養を取り入れます。成分に悩んだら、この使い方でもいいです。 ①ヒアルロン酸で水分保持力を高める(水分を抱える) ②コラーゲンで小じわやたるみをケアする(肌構造を支える) W使いは贅沢だけど効果を発揮しやすいと思われます。

【ステップ③】乳液もしくはクリーム
水分と油分のバランスを整え、潤いを逃さないようにフタをします。ここで選ぶ成分は、使い心地や肌悩みに応じて選ぶと良いでしょう。よく分からない!という方は以下を参考にしてみてください。
| 成分 | クリームおすすめ度 | 主な効果 |
|---|---|---|
| セラミド | ★★★★★ | 水分保持・バリア機能 |
| コラーゲン | ★★★★☆ | ハリ・弾力・乾燥・小じわ |
| ヒアルロン酸 | ★★☆☆☆ | 一時的なうるおい(美容液向き) |
| プラセンタ | ★★☆☆☆ | 美白・再生(補助的な働き) |
| 成分 | クリーム おすすめ度 | 主な効果 |
|---|---|---|
| セラミド | ★★★★★ | 水分保持 バリア機能 |
| コラーゲン | ★★★★☆ | ハリ・弾力・乾燥・小じわ |
| ヒアルロン酸 | ★★☆☆☆ | 一時的な潤い (美容液向き) |
| プラセンタ | ★★☆☆☆ | 美白・再生 (補助的な働き) |
※実際に渡しが使用して感じたことをまとめています。成分は十分理解したうえで紹介していますが、感じ方には個人差があります。
私個人の感想だと、クリームだとセラミドとコラーゲンが水分保持に効果がみられました。理由は、セラミドはその特性から、塗った後も潤いが逃げにくく、肌がしっかり守られている感覚がありました。一方、コラーゲンは肌の内側からふっくらするようなハリ感を感じやすく、ハリやシワが気になる時に特に効果を感じました。

【ステップ④】アイクリーム
アイクリームも肌悩みに合わせて選ぶと効果が期待できます。アイクリームで使われる成分で特に多いのが、ヒアルロン酸・プラセンタ・コラーゲンなど。年齢による目元ケアには、肌の再生をサポートしてハリを取り戻す成分が入ったアイクリームを選ぶと効果を実感しやすいです。
まとめ
乾燥肌をケアするうえで大事なのは、「潤いを与えて、守る」こと。そして、「どんな成分を重ねるか」です。
成分の効果を意識して、自分の肌に合う成分を取り入れることで、季節の変化にも負けない安定した肌を育てていけます。
今日からぜひ、スキンケア成分を見直してみてください。
