乾燥肌にオイルは必要?実際に使ってわかった「乾く理由」と代わりの保湿法

「保湿のためにオイルを使っているのに、なぜか肌が余計に乾く…。」「オイルを使うと、だんだんカサついていく」そんな経験はありませんか?私自身も乾燥肌でオイルを取り入れてみたものの、思ったほど保湿を感じられず。逆に乾燥肌が悪化したことがあります。そこで今回は、「なぜ乾燥肌にオイルが合わないのか」、そして代わりに「効果を感じた保湿ケア」について解説します。

目次

なぜ乾燥肌にオイルを使うと乾くの?

【理由①】オイルは水分を与えるものではない

オイルは肌に水分を与えるものではなく、水分を逃さないための「フタ」のような役割です。つまり、肌に十分な水分がない状態でオイルだけ塗っても保湿にはならないのです。

例えば、砂漠のように乾いた肌にオイルをのせても、肌に閉じ込める水分量があまりありません。その結果、肌に残っていたわずかな水分まで蒸発してしまい、乾燥を感じやすくなってしまいます。乾いたまま密閉することで、内部の潤いが増えることがないのです。

【理由②】肌の水分を蒸発させる

お風呂上がりの濡れた肌にすぐ化粧水を塗ったほうがいいと聞いたことがあるかもしれません。でも、これはオイルに関してはオススメしません。実は、乾燥を招く原因になることがあるからなんです。濡れた肌の水分が蒸発するときに一緒にオイルも飛んでしまい、乾燥肌の原因となってしまいます。
特に導入オイル(ブースターオイル)は、化粧水の前に使う場合、量が多すぎると肌の水分を閉じ込める前に逃してしまうことがあります。

【理由③】合わないオイルを使っている

乾燥が悪化するもう一つの原因は、肌質に合っていないオイルを使っていることです。たとえば…

・ミネラルオイル系
軽くてベタつかないが、乾燥肌には保湿力が物足りない

・植物オイル系(オリーブ・ローズヒップなど)
保湿力が高いが、酸化しやすくそれが刺激になることも

また、香料や添加物が入っているオイルは、敏感な乾燥肌には刺激となりやすい傾向があります。特に「使った直後はしっとりするけど、数時間後につっぱる」という場合は、オイルがあっていないサインです。

オイルは「潤わせるもの」ではなく「フタをするもの」。そもそも肌の水分量が足りない乾燥肌には、
フタよりも「水分そのもの」が必要です

オイルより大事なのは「水分を与える」

【ステップ①】化粧水で肌を満たす

乾燥肌ケアの基本は「水分補給➡油分でフタ」。お風呂上がりは特に乾燥が進みやすいため、まずは化粧水で肌を潤すことが最優先です。特にセラミド配合のものを選ぶと、バリア機能の回復に効果的です。化粧水はとにかく肌に水分を与えることだけに注視してケアしましょう。

【ステップ②】クリームで「柔らかいフタ」をする

オイルよりもクリームの方が水分と油分のバランスがとれており、肌を包み込みながら保湿できることが多いです。化粧水と同じセラミド配合のものだと、角質層に浸透して潤いを保ちやすくなります。また肌悩み似合わせて、プラセンタ・コラーゲン・エラスチンなどの成分を選ぶと効果を発揮しやすくなります。

【ステップ③】フェイスパックで肌に水分をチャージ

乾燥肌対策の特別なお手入れとして欠かせないのが、フェイスパックによるケア。化粧水だけでは水分が届きにくい場合があるので、そんな時はぜひ使ってください。短時間で肌にたっぷり水分をチャージできるので、忙しい日もおすすめです。

私が持っているパックの一部です。肌悩みに合わせていくつか持っていて、その時の状態を見ながら使っています。保湿しながらリラックスも出来ておすすめですよ。

私が失敗したオイルケアの乾燥対策

私が使ったのは、話題の導入オイル。洗顔後すぐ使うことで、化粧水の浸透を助けると言われています。
しかし実際には、オイルが肌表面を覆ってしまい、その後の化粧水が馴染みにくくなることがあります。その結果、保湿したつもりが、水分がうまく浸透せず、乾燥が悪化するという経験をしました。

工夫しながら、しばらく使い続けましたが、化粧ノリが悪い日々を過ごしていました・・・。乾燥が酷い私には合わなかったようです。

オイルケアはどんな肌に合うのか

結論から言うと、乾燥肌よりも脂性肌や混合肌の人に向いてるアイテムだと思います。
脂性肌でも、洗顔や季節の変化で皮脂の分泌が偏る事があります。その場合は、適量のオイルで肌表面を柔らかく整えて皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できる場合があります。
特に、植物オイルや高酸化成分のオイル美容液は、油分に溶けやすい美容成分を肌に届けやすくする働きがあります。また、オイルで肌表面の光の反射を整え、健康的な艶感を出せます。

・塗り過ぎはNG!
・少量で薄く伸ばす
・導入オイルは洗顔後すぐ付ける

まとめ|乾燥肌にはオイルより水分

オイルは「潤いを与えるもの」ではなく「閉じ込めるもの」。乾燥肌がスキンケアで意識すべきは、まず水分を角質層までしっかりと補っていくことです。①セラミド入りの化粧水で肌に水分を十分に届け、②必要に応じて、美容液成分入のクリームでフタをすることで潤いを長時間キープできます。
肌悩みは人それぞれ違います。水分補給だけでは改善しない乾燥肌の方もみえると思いますので、ご自身の肌悩みに合わせたケアを見つけていくことが大切です。

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この記事を書いた人

40代2児のママ。「美容・ファッション・ジュエリー」情報を発信中。産後から肌悩みが多く、試行錯誤の日々で美容と本気で向き合うようになりました。ジュエリー販売員として培った知識・経験をもとに、日々の暮らしに役立つリアルな美容・おしゃれ情報をお届けします。

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