乾燥肌を改善しようとスキンケアを頑張っているのに「なかなか良くならない」と感じていませんか?実はその原因、化粧水や保湿クリームの不足ではなく、生活習慣に潜んでいることも多いんです。
睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスはもちろんのこと、何気ない日常のクセも肌の潤いを奪ってしまいます。
今回は、乾燥肌を乾燥させるNG習慣と、その改善法を30代以降の方向けにわかりやすく解説します。
乾燥肌を悪化させるNG習慣と習慣
睡眠不足や夜ふかし
肌は寝ている間に生まれ変わります。特に22時〜深夜2時頃は「肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、成長ホルモンが分泌され、細胞修復が行われます。
夜ふかしが続いたり、睡眠時間が短いとターンオーバーが乱れ、乾燥やくすみの原因に。まずは毎日6〜7時間の睡眠を目指し、できるだけ同じ時間に眠る習慣を意識しましょう。
栄養バランスの偏り(糖質・脂質のとりすぎ)
甘いものや脂っこい食事に偏ると、皮脂バランスが崩れやすくなります。乾燥とベタつきが同時に起こる「インナードライ肌」に繋がります。また、肌のうるおいを守るビタミンA・C・E、良質なタンパク質、オメガ3脂肪酸などを不足させると、バリア機能が弱まり乾燥しやすくなります。毎食に野菜・タンパク質・主食を意識して取り入れることが大切です。
水分不足(カフェインやアルコールも注意)
「化粧水やクリームで保湿しているから大丈夫」と思っていても、体の中が水分不足だと肌は乾燥します。さらにコーヒーや紅茶などに含まれるカフェイン・お酒に含まれるアルコールには利尿作用があるため、体の水分が排出されやすくなります。常温の水をこまめに飲むことで、内側から肌をうるおすことができます。
運動不足で血行不良
体を動かさない生活は血流を悪くし、肌に必要な栄養や酸素が届きにくくなります。その結果、ターンオーバーが乱れ、乾燥・くすみ・ごわつきが目立ちやすくなります。毎日ウォーキングやストレッチなど、軽い運動を習慣にするだけでも肌の調子は変わります。
ストレスや自律神経の乱れ
ストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ、血流やホルモン分泌に影響します。その結果、肌のバリア機能が低下し、乾燥や肌荒れが起こりやすくなります。リラックスできる時間を意識的に作ったり、深呼吸やアロマ、軽いストレッチやヨガなどでストレスを緩和することが大切です。
エアコン・暖房の使いすぎ
冷房や暖房を長時間使用すると、空気が乾燥し、肌の水分が奪われます。特に冬場の暖房は湿度を大きく下げるため注意が必要です。加湿器を使う、濡れタオルをかける、定期的に換気するなど、室内の湿度を40〜60%に保つ工夫をしましょう。
今日からできる!乾燥肌を改善する生活習慣
質の良い睡眠で肌の回復力をサポート
・寝る90分前の入浴で深部体温を下げやすくする。
・寝る1時間前にはスマホやPCをオフに。
・スマホはお休みモードに切替える。
バランスのとれた食事と栄養素で内側から潤い補給
必要な栄養素
・たんぱく質
・良質な脂質
・ビタミンA・C・E・亜鉛・鉄
そして、主食+主菜+副菜のバランスを基本に食事を摂ることが大事です。
水分は「常温の水」でこまめにとる
・目安は1.2〜1.5L/日(※体格や活動量で調整)
・起床後/食間/入浴の前後/就寝1〜2時間前に少量ずつ
・カフェイン・アルコールは利尿作用があるので取りすぎ注意
軽い運動やストレッチで血行促進
・最低週1〜2回のウォーキングや自電車
・入浴後、隙間時間のストレッチ
・軽い筋トレの習慣化で代謝アップ
リラックス習慣をつくってストレスケア
・趣味の時間を確保
・隙間時間の深呼吸
子育て世代のママやお仕事が忙しい方にとって、なかなか難しいのがこのリラックス時間の確保なんですよね。
室内の温度を整える(過失・換気の工夫)
・エアコンの風は体に直接当たらないようにする。
・エアコンは定期的にフィルター清掃をして清潔な空気を保つ。
・就寝前に保湿を重ねてからベッドに。
まとめ|スキンケアと生活習慣は両論で考える
乾燥肌は「スキンケアの仕方」と「生活習慣」どちらか一方だけでは改善しきれません。
どんなに良い化粧品を使っても、睡眠不足や食事の偏りが続けば肌は潤いを失い、逆に生活を整えてもスキンケアが間違っていれば乾燥は悪化していきます。
今回ご紹介した生活習慣の見直しと、前回解説したNGスキンケア習慣の改善を合わせて実践できれば、肌は少しずつ本来の回復力をとり戻します。
小さな積み重ねが未来の肌を作ります。できるところから取り入れてみてくださいね。
▼まだ読んでいない方は、こちらの記事もどうぞ▼
