金属アレルギーでも安心!おしゃれを楽しめるアクセサリー素材のまとめ

アクセサリーを付けるとかゆくなる、赤くなる…とお悩みのある方はいませんか?それは、金属アレルギーが原因かもしれません。でも、アレルギーがあるからといっておしゃれをあきらめる必要はありません。この記事では、元ジュエリー販売員の筆者が、肌に優しい素材を紹介しながら、金属アレルギーでもおしゃれを楽しむ方法をご紹介していきます。

目次

金属アレルギーが起きる原因とは?

アクセサリーで肌が痒くなったり赤くなったりするのは、金属が汗や皮脂で溶けて肌に触れることが主な原因です。
体はそれを「異物」と判断し、免疫反応を起こし、炎症を引き起こしてしまいます。

コーティングの劣化

アクセサリーによっては、コーティングやメッキ加工で保護されているものがあります。使用方法や保管の仕方にもよりますが、その表面のコーティングは汗や皮脂、摩擦などで劣化する可能性があります。すると、内側の金属成分が直接肌に触れやすくなり、アレルギーが起きやすくなります。(例:ニッケル、コバルトなど)

特に汗を書きやすい季節や長時間の着用(つけっぱなし)は要注意!「使用後は柔らかい布拭いてから保管」「つけっぱなしにしない」など、日常のケアで防ぐことができます。

アレルギーを起こしやすい金属とは?

反応を起こしやすいのは、ニッケル・コバルト・クロムなどです。安価なアクセサリーやメッキ加工に多く使われるため、気づかないうちに肌に触れていることもあります。「安い=危険」ではありませんが、素材を確認する習慣を身に付けることがとても大切です。

「ニッケルフリー」と表記されたアクセサリーは、アレルギーを起こしにくい素材として人気ですが、コーティングが剥がれやすい特性があります。使用頻度や保管方法により注意して使用しましょう。

金属アレルギーでも安心な素材4選

「どんな素材なら安心して使えるの?」という疑問に答えるために、金属アレルギーを起こしにくい代表的な素材を4つ紹介していきます。見た目もおしゃれで、長く使えるアイテムも多いので、素材の特徴を知っておくと選びやすくなります。

チタン

チタンはアレルギーが起こりにくい金属の代表格。医療メスや人工関節にも使われるほど、肌に優しい素材です。
汗や水にも強く、変色しにくいのが特徴。金属アレルギーが心配な人や、肌が敏感な人にまずおすすめできる素材です。

ただし、見た目がマットな質感のため、華やかさを求める人には少し物足りないかも…。最近は光沢を出したデザインも増えているので、デザイン性重視の人は「チタンコーティング」などを選ぶといいでしょう。

サージカルステンレス316L

「医療用ステンレス」とも呼ばれる素材で、金属アレルギー対応のアクセサリーの定番です。汗や水にも強く、変色やサビもほとんどありません。お風呂やジムでもつけっぱなしにできる耐久性が人気の理由です。固くて重みがあるためデザインのバリエーションが少なめですが、高級感があり高見えアクセサリーとして人気が高いです。

樹脂・アクリル

金属そのものを避けたい人には、樹脂(レジン)やアクリル素材が安心。軽くて肌に優しく、デザインも豊富です。特にピアスやイヤリングでは、金属部分が耳に触れないよう工夫されたアイテムも多く販売されています。

一方で、紫外線や熱に弱く、長時間光りが当たる環境だと黄ばみやすくなることも。長持ちさせたい場合は、直射日光を避けて保管するなど注意すればきれいにお使いいただけます。

18金・プラチナ

「高価だけど一生ものを持ちたい」人には、18金(K18)やプラチナもおすすめ。どちらも純度が高く、アレルギーを起こしにくい貴金属です。また、変質やサビにも強く、長く愛用できるのが魅力です。
ただし、18金もプラチナもどちらも割金(混ぜた素材)に反応する人が稀にいます。どちらも比較的安心して使える素材ですが、肌に直接触れるものだからこそ、自分の体質に合うかを確認しながら選ぶことが大切です。

安心してアクセサリーを楽しむコツ

素材を確認して買う

金属アレルギがある人はまず、素材の表記をしっかり確認する事が大切です。「チタン」「サージカルステンレス」「18金」「プラチナ」など、肌に優しい素材を選ぶだけで、かゆみや赤みのリスクを大幅に減らせます。

肌に触れないデザイン・付け方

ピアスやネックレスはデザインによって金属が肌に長時間触れやすい部分があります。たとえば、耳が荒れやすい人は樹脂ポストピアスやフックがチタン製のものを選ぶのがおすすめ。ネックレスなら、直接肌に当たらない長めのものや布素材もおすすめ。Tシャツやニットの上からつけるのも肌に触れず、おしゃれで素敵ですよ。

清潔に保つ(汗・水分に注意)

汗や皮脂が残ったまま放置すると、どんな素材でも金属が劣化して肌トラブルに繋がることがあります。使用後は柔らかい布で軽く吹き、ジップ袋などで個別に保管しましょう。特に夏場は酸化しやすいため、こまめなお手入れがトラブル防止になります。

まとめ|自分の肌に合う素材でおしゃれを楽しもう

金属アレルギーがあると、おしゃれを我慢しがちですが、素材の選び方と日々のケアで、安心してアクセサリーを楽しむことが出来ます。特に、チタン・サージカルステンレス・K18・プラチナは、肌への負担が少ない金属として人気があります。  一方で汗や皮脂の影響、メッキ剥がれなど、使い方次第でトラブルが起きることもあります。              自分の肌質に合う素材を知り、清潔に保つことで「もうアクセサリーは無理かも」と思っていた人も、きっとお気に入りを見つけられるはずです。

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この記事を書いた人

40代2児のママ。「美容・ファッション・ジュエリー」情報を発信中。産後から肌悩みが多く、試行錯誤の日々で美容と本気で向き合うようになりました。ジュエリー販売員として培った知識・経験をもとに、日々の暮らしに役立つリアルな美容・おしゃれ情報をお届けします。

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