アクセサリーを選ぶ時、自分のパーソナルカラーに
合っているかどうかで判断していませんか?
パーソナルカラーは、確かに服やメイクでとても
有効な手がかりになります。
でも実は、アクセサリーに関してはそれだけに頼る
のは少しもったいないかもしれません。
なぜなら、アクセサリーは色よりも全体のファッシ
ョンのテイストやバランス、配置の方が印象に大き
く影響するからです。
この記事では、アクセサリー選びにパーソナルカラ
ーをなぜ気にしなくてもいいのか、そして「色より
大事な3つの視点」について、実例を交えながら分
かりやすく解説していきます。
「パーソナルカラー」=「似合う色」|アクセサリーに当てはめていませんか?
「似合う色」=「パーソナルカラー」という考え方
は、ここ数年で一気に浸透しました。
特にファッションやコスメの分野では、自分に合う
色を知ることで顔色がよく見えたり、垢抜けて見え
たりする効果があります。
しかし、ここで少し立ち止まってみて考えてほしい
のは、その考えをアクセサリーにも当てはめるべき
なのか?ということ。
アクセサリーは服やメイクと違って「デザイン」や
「大きさ」「長さ」など、色以外の要素が印象を左右
するのです。
もちろん、肌映りを気にして選ぶのも一つの方法
ですが、それだけに頼っているとしっくりこない⋯
というモヤモヤが生まれてしまうかもしれません。
なぜアクセサリー選びにパーソナルカラーが通用しないのか?
パーソナルカラーは、顔周りにある「面積の大きな
色」との相性を見る理論です。
たとえば、肌や髪、瞳の色に調和する「服」「ファン
デーション」「リップ」などは、直接肌に映えるため
色選びがとても大切になってきます。
一方、アクセサリーはそもそもが小さく、反射する
光沢感や質感のあるアイテムなので、肌との明確な
「色の差」を作るよりも、ファッション全体との調
和や、服のテイストや素材、雰囲気との相性により
「似合うかどうか」が決まってくるのです。
さらに、アクセサリーは顔型・首の長さの配置バラ
ンスも重要です。
つまり、単純に「自分はブルベだからシルバー」と
決めつけると、本来もっと似合ったはずのアクセサ
リーを選べないこともあります。
アクセサリーは、「色の調和」よりも全体のファッシ
ョンテイストとのマッチングこそがカギ!
次に、実際の具体例を交えながら「色だけで違和感
が出るケース」を見ていきましょう。
具体例で検証|「色だけで選ぶと違和感が出る」ケース
①ピンクベージュのトップス×シルバーアクセ
一見はだなじみがよさそうだけど⋯
②カーキのシャツ×ピンクゴールドアクセ
ミニタリーテイストのカーキシャツに華奢なピンクゴールド
③ラベンダー系トップス×ゴールドアクセ
色味的には悪くない組み合わせ
アクセサリー選びで本当に見るべきポイントとは?
アクセサリーを選ぶ時に本当に見るべきなのは、
どんなポイントなのでしょうか?
①ファッションの「テイスト」との相性
まず何より大切なのが、服のテイストとアクセサリー
の世界観が合っているかどうか。
たとえば、リラックス感のあるニットワンピースに
きらびやかなストーン付きのイヤリングを合わせる
と、服の雰囲気に対してアクセサリーだけが浮いて
しまうように、色よりも「雰囲気」や「ジャンル」
の統一感が印象を大きく左右します。
②全身のバランス
アクセサリーは小さな面積でも、全体の印象に大き
く関わります。
特にネックレスやピアスは、顔周りやデコルテとの
距離感、髪型や首の長さとのバランスがとても重要
です。
たとえば、首が詰まったトップスには長めのネック
レスを選ぶと、全体が引き締まり、自然と垢抜けて
みえます。
③アクセサリー自体の存在感
アクセサリーは服の雰囲気や全体のバランスを整え
る「仕上げ」のような存在です。
そのため、色よりも「どれくらい存在感があるか」
という点に注目することで、より自分らしい選び方
ができるようになります。
たとえば、顔周りをスッキリ見せたい時は、華奢
なネックレスや小ぶりのピアスで抜け感を。
反対に、コーデがシンプルな日には大ぶりのピアス
や太めのアクセサリーを主役にすることで、一気に
おしゃれ感がアップします。
まとめ|アクセサリーは「色」より「印象」で選ぶと垢抜け方が変わる
アクセサリーを選ぶ時、「パーソナルカラーに合って
いるかどうか」で判断するのは一つの方法ですが、
それだけにとらわれると、本当に似合うものを見逃
してしまうこともあります。
実際には、服のテイストや全体のバランス、そして
アクセサリー自体の存在感によって、印象は大きく
変わります。
色よりも、「どう見せたいか」「どんな雰囲気に仕上
げたいか」という視点で選ぶことで、ぐっと垢抜け
たコーディネートが完成します。
あなたらしさを引き立てるアクセサリーは、肌の色
ではなく全体との調和の中にあります。
これからはもっと自由に、楽しく、アクセサリーを
選んでみてください。