パールは、上品で間違いのないジュエリー。そう言われることが多い一方で、「どうしても自分にはしっくりこない」と感じている人も多いのが事実です。
私自身はパールが大好きで、できることなら毎日身につけたいと思うほどです。それでも、ジュエリー好きの友人の中には、「パールはあまり惹かれない」と話す人がいます。
上品なのに、似合わないと感じてしまう。それはセンスや年齢の問題ではなく、パールというジュエリーが持つ性質そのものが関係しているのかもしれません。
パールが「上品なのに違和感が出る」と感じる瞬間
パールをつけた時、きれいなのにどこか落ち着かない…。そんな感覚を覚えたことはないでしょうか。
決して派手ではないのに、妙にきちんとしすぎて見えたり、普段の自分よりも少し背伸びしているように感じたりする。
その違和感は、「似合っていない」という一言では片付けられないものです。
年齢を重ねるほど、上品さやきちんと感を求められる場面は増えます。だからこそ、パールの持つ雰囲気が強く出すぎると、自分らしさとの距離を感じてしまうことがあります。
パールは「意味」をまといすぎているジュエリー
パールには、他のジュエリーにはない、はっきりとしたイメージがあります。
冠婚葬祭、式典など、改まった場です。「きちんとしている」「まちがいがない」という印象は、長い時間をかけて作られてきました。
パール自体は世界中で親しまれて来た宝石ですが、私達が思い浮かべる「きちんとしたパール」というイメージは、日本で養殖真珠が広まり、文化として定着した影響も多いように感じます。
その安心感がある一方で、日常の装いに取り入れようとすると、少し構えてしまう人がいるのも自然なことです。
パールは美しい反面、どうしても意味を背負って見えやすいジュエリーです。だからこそ、上品なのに距離を感じてしまう人がいるのだと思います。

骨格診断では説明出来ない「似合わない」もある
最近は、骨格診断やパーソナル診断をもとに「似合う・似合わない」を判断する考え方が主流になっています。
パールについても、「この骨格だから似合わないかも」と感じてる人も少なくありません。
でも私は、パールが似合わない理由を骨格だけで説明するのは少し違うと感じています。なぜなら、パールに違和感を覚えるポイントは、身体のラインよりも雰囲気・空気感・その人が普段まとっている印象に強く左右されるからです。
同じ骨格でも、
・シンプルな服が多い人
・マニッシュよりのスタイルの人
・ボーイッシュな格好が好みの人
こうしたタイプの人は、パールの「きちんと感」「完成度の高さ」が前に出すぎて、自分らしさと噛み合わないと感じやすくなります。それは「骨格が合わない」のではなく、自分のスタイルや気分と合っていないだけの場合が多いのです。
ジュエリー好きでもパールを敬遠することがある理由
ジュエリー好き=パールも好き、とは限りません。ジュエリー好きほど、好みのカラーや質感、デザイン性を基準にジュエリーを選ぶ傾向にあるからです。
その視点で見ると、パール特有の白く均一な色合い、丸みのある形、完成度の高さが自分の好みと合わないと感じる事があります。また、パールは汗や摩擦に気を使う必要があり、扱いに少し気を配る素材でもあります。そうした点も含めて「自分には合わない」と判断し、意識的に敬遠する人もいます。
これは、「パールが似合わない」のではなく、その人のジュエリーの選び方や美意識が別の方向に向いているだけ。
そう考えると、パールを選ばないこともごく自然な選択に思えます。
まとめ|それでもパールに挑戦したい人へ
パールは「上品」「定番」と言われることの多いジュエリーですが、誰にとっても自然に馴染むものではありません。
「上品なのに似合わない」「何故かしっくりこない」と感じるのは、感覚としてとても自然なことだと思います。
それは骨格診断だけで説明できるものでもなく、年齢や女性らしさの問題でもありません。服の雰囲気や、普段大切にしているスタイル、そしてジュエリーの選び方の軸によって、パールとの距離感は人それぞれ変わっていきます。
もし少しでもパールが気になっているなら「似合わせる」と構えなくても大丈夫です。素敵だと感じるコーデを見かけたなら、まずは気軽に試してみてもいいと思います。
最近は、ファッション誌でも「カジュアル×パール」のスタイルが多く紹介されています。普段使いで取り入れるなら、「カジュアル×パール」はむしろ今っぽく、オシャレに見えやすい組み合わせです。
鏡で見ると気になってしまう細かい違和感も、全身で見れば思っているほど目立たないことのほうが多いもの。今の自分に合う距離感でパールと付き合っていけたら十分だと思います。

